SDR-3での交信で、JA1, JA3のOMさんからRedpitaya社のFPGAボードを紹介いただいた。STEMlab 125-14と言うボードで、量子化ビット数14,サンプリングレート125MS/sのAD-DAコンバータが2つ、FPGA、ARM-CPUが搭載されている。OSもLinuxライクなしっかりしたものである。
ソフトの入れ替えによって、SDRトランシーバ、測定器(SG, オシロ, スペアナ..etc)にもなるすぐれもの。価格も4万弱と手ごろ、スロベニア(?)のベンチャー企業製とか。
早速入手、周辺回路(PTT、LPFのバンド切り替え、PureSignalのためのピックアップ回路等…)を製作し、SDR-3と同じくスプリアスデータを測定し、TSSに保証認定を提出した。約1か月後に認定され現在はこの機器での運用がほとんどとなった。
SDR-3と比べ、160M~6Mの全バンドカバ-していること、POWER-SDRソフトでの大画面での操作、Pure Signal(プリディストーション)の効果などの点で優位である
例によって100均ケースに格納。右のSMAコネクタにはSMA-BNC変換アダプタを介して、下から「受信入力」「プリディストーション帰還信号」「送信出力」の各信号を入出力している。プリディストーションの効果は、簡単なキャリブレーションでIM3歪は-50dBc以上となり驚異的である。
Redpitayaボード