サーバ計算機と言っても、パソコンそのものである。初期にはワークステーションの範疇の計算機でとても個人で所有できない高価なしろもの、現在のパソコンはその性能もはるかに凌ぐ。
自宅でサーバ立ち上げが低コストで可能となったことから、2008年ころにメールサーバ、2018年にはWebサーバを廃棄ノートPCで立ち上げた。その後世の中は、レンタルサーバVPS)で自サーバ運用するのが主流となっているが、現在まで愚直(?)に自サーバを自宅で運用している。この結果、副次的には、ネットワーク、コンピュータの最近の技術動向等の情報に少しは触れられる機会が得られるメリットがあると考えている。
1.初代サーバ 2008年~2020年
ASUS社が発売した小型ノートPC(当時、確かnet-note等と呼称)を使い、自身で慣れたCentOSで運用している。消費電力は10W程、24時間稼働だけに小さいほど良い。
ASUS EEEPC 4GX
2.次期サーバ候補の実験 2017年頃
消費電力の極小を求め、raspbery pi zeroなるボードコンピュータでサーバ計算機としての可能性をテストしてみた。CPU性能としては十分だが、外部記憶装置としてのSDカードの寿命に不安があった。実際、稼働1年後にはSDカード不良(書き換え回数の上限到達?)により稼働不能となった。消費電力は2Wで期待通り。
Raspberry Pi Zero
3.現用サーバ計算機
前述のRaspberry Pi Zeroの経験からSDカードの寿命をSSD装備で解決した構成とした。中古で入手したRaspberry Pi 3 BとSSD(120G)の構成である。64ビットOSでRaspbianというOSで、debianやubuntuと共通するところが多く、乗り換えにはそんなに手数はかからなかった。
Raspberry Pi 3 B & SSD
消費電力は2W強、CPU性能も初代のノートPCの数倍あり、個人サーバとしては十分使えている。
現在、ご覧のホームページ(wordpressで作成)もこれから発信している。その他、メールサーバ、自宅電力計測サーバとしても働いている。